理事長あいさつ

世界的に見ても稀と言われる八王子市の精神医療・福祉の環境の中、「地域を変え、医療を変える」事を目指し、30余年前地域にその一歩を踏み出した「わかくさの家」。

その流れを踏襲する「わかくさ福祉会」の現場に、初期から長く勤めさせて頂いたのは、大きく変化する世情と、追っても追っても次々と現れる取り組むべき課題…それに合わせ、この組織が多くの当事者と関係者と共に、愚直にあるべき姿を求め、歩んできたその同行者のひとりに、自分もありたいと願ったからです。

いつの間に時は流れ、今見え、感じる事は30年前とは確かに大きく変わったと言えます。ただ同時に、掛けた年月と熱量をもってしても改善された事は、未だ僅かである事を思い知らされるばかりです。

掲げた理念は道半ば、到達点はまだ闇の向こうに見えません。目の前にだけ目を向け、軽々と拘りも感じず乗り越えていく周辺には踊らされる事無く、個々への深いかかわりを通じて、彼らの悩みと課題に共感して共に背負い、進んでいくのが、当法人のスピリットであった事を今改めて思い返し、この先も大事にして行くべきものだと考えております。

皆様の一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


特定非営利活動法人 わかくさ福祉会
理事長 冨岡 浩明